ブログ

解は一つではない

昨今のコロナウィルスの対応で、世の中は大変な騒ぎです。その対応を巡って、PCRをたくさんしたほうが良いかとか、数を絞ったほうが良いかとか、都市をロックダウンさせるかどうかとか意見が多数あり、船頭多くして船山に上るといった感があります。

初めて体験する感染症であり、これまでの経験もなく、徐々に得られた情報から手探りで物事を決めていかなければならない場面が多く、多くの人が苦労しています。

こういう場合は正しい解答というものは無く、得られた情報からいくつかプランを用意して、手探りで進んで行くしかないのでしょうか。

私の専門は心臓のカテーテル治療でしたが、たいてい治療にあたっては作戦計画(プランABC等、こういった場合はこんな感じで対処して、成功する確率は○○%で、過去にこういう経験があった等を考えながら)を立てて治療にあたっていました。

世の中には様々な問題があります。進路や経営、これからの生き方等色々な考えがあり、たった一つの正解というものはないので人は苦しむのでしょうか。

以前読んだ大前研一さんの本で続企業参謀という経営コンサルタント向けの本で、「高速道路で死んでいる鹿」とういう項目が印象的でした。それは高速道路に飛び出した鹿の車に跳ねられた死体が、アメリカの道路にはたくさんあるのだが、そのどれもが、鹿の能力をもってすれば余裕を持って自動車との衝突を避けられたはずなのに、判断能力を失ったかの様に自動車と衝突して死んでいる。これは鹿が咄嗟の時に視野が狭くなり、考えられる選択肢の中で最悪の選択肢を選択してしまったことが原因である。これは企業経営にもいえるケースではないかという話です。

数多くの選択肢を用意して、その反応をみながら、こちらもカメレオンの様に戦略を変えて臨機応変に対応するしかないでしょうか。

緊急時というものは視野が狭くなり、物事を極端に考えがちになるものです。どうか今回のコロナウィルスの騒動も上手く切り抜けられますように。