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JAL DOCTOR登録制度2

つい先日入会したJAL DOCTOR登録制度ですが、JALより機内搭載医療用具・医薬品のリストがメールで送られてきました。一見して非常によくできていて感心しました。きっと救急科や循環器系の相当に修練を積んだドクター(DR)が作られたのでしょう。限られた予算の中で必要にして十分な物品が揃えられています。

人工呼吸器はないですが、アンビューバックを用手的に数時間もむことで急場をしのぐことはできます(私の場合は3~4時間用手的にもんだことがあります)。教科書的にAHA(アメリカ心臓学会)のACLS(二次心肺蘇生法)のガイドラインでは確か心室性頻拍に対してはアミオダロン300mg静注することになっています。ここでは敢えてアミオダロンではなく、2%リドカインを搭載しているところが、コスト的にも抑えられていて、循環器救急医療に習熟したベテランのDRが作成されたのでしょう。

「ここで何か追加したい薬品はありますか?」と尋ねられたら、まず、静注用のワソランを挙げたいです。一般救急で胸痛を主訴に来院される患者さんの場合は、発作性上室性頻拍や頻脈性心房細動で受診される頻度が多いからです。

もう一つ欲をいうなら、国際線のみで良いのでオリベスでしょうか。これは心室性頻拍が起きたときに投与する薬剤ですが、心肺蘇生後にこれがあればしばらくは安心できます。

何れにせよ、よく考えて作られていると思いました。