北野内科循環器内科 ブログ

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高コレステロール血症の話1

私は循環器内科に長年従事し、特に冠動脈疾患の治療が専門でしたので、冠動脈疾患を持つ患者さんが多くいました。そのため、日本動脈硬化学会のガイドラインに従って、厳格なコレステロールの低下療法を行わなければならない事が多く、冠動脈疾患を合併する患者さんのLDLコレステロールの目標値は70mg/dl未満でした。内服薬に関してスタチン(リピトールやクレストール等)とエゼチミブ(ゼチーア)を併用して服用しても、その達成は難しい事がしばしばありました。

その後、分子標的薬であるPCSK9阻害剤という薬剤が開発され、従来から広く使用されているスタチン等の治療を受けていても、心血管イベントの発現リスクが依然として高い状態にある患者さんにとって、重要な治療選択肢となりました。

写真はPCSK9阻害剤の一種でレパーサという薬剤のオートミニドーザという皮下注射を自動で行うキットです。このキットを用いて約10分間皮下注射を行います。投与間隔は1ヶ月に1回です。